3分でわかる!『あなたが救える命』


The Life You Can Save in 3 minutes by Peter Singer

功利主義の立場から「豊かな国の人々は、自分の生活が深刻に害されない範囲まで、最貧困国の人のために寄付をするべきである」と説いているピーター・シンガー『あなたが救える命』の紹介動画です。簡単な英語ですが、動画のスクリプトを翻訳してみました。ざっと読んでから動画みるといいかも。

 同じ名前のWebサイトへのリンクが動画の最後に貼ってあります。寄付の誓いをたてたり、「いくらで何ができるか」を知ることができたりします。

  

---以下、翻訳---

 

あなたは、仕事に行く途中、池のそばを通りがかりました。

驚いたことに小さな女の子が池で溺れていました。

あなたは周りを見渡します。「親はどこだ!?」

しかし、そこには誰もいません。

 

あなたは、彼女を助けるために池に入りますか?

「もちろん」とあなたは答えるでしょう。

 

しかし、待ってください。

もしあなたがお気に入りの靴を履いていて、池に入ることでそれを台無しにしてしまうとしたら、どうでしょう? しかも、高額な靴です。

 

「靴なんか人の命に比べたらなんでもないものだ」と、あなたは答えるでしょう。

 

しかし、待ってください。

その子どもの溺れている池がアフリカにあったとすればどうでしょうか。

あなたは答えを変えますか?

 

もし、その子どもが死にかけていて、その原因が、彼女の親が下痢に対する簡単な治療さえ与えられないほど貧しいことだったとしたら、どうですか?

そして、あなたが、靴に高額なお金を払う代わりに寄付をすることで、彼らにその治療を与えることができるとしたら……

 

これは「仮定」の話ではありません。

今まさに子供達は死んでいってます。

そして、この死は防ぐことができます。

 

あなたが命を救うことができます。

(すでにお持ちのお気に入りの靴は捨てなくてもいいですよ。)

 

疑念を晴らしておきましょう。

 

『援助は本当に効果的なのか?』

『依存を強めるだけじゃないのか?』

『無駄になるんじゃないか?』

 

『貧困は底なし沼だ!』

『貧困は無くならない!』

『援助なんて無意味だ。』

 

『援助なんて焼け石に水だ……』

 

これらの手強い問いには少し長い答えが必要です。

しかし、ここでは短い答えを提示しましょう:

 

もし「焼け石に水」だとして、その「水」であなたの子どもが救われるとしたらどうでしょうか。その「水」を惜しみますか?

 

毎日、援助によって、実際に一つ一つの命が救われています。

名前を持った人が、その人が生きていることで喜ぶ家族がいる人が、救われています。

 

もしあなたが救われる側であれば、あなたは援助が無意味だなんて思わないでしょう。

 

『あー 罪悪感を抱かせて操りたいわけね』

 

いいえ。いいニュースがあります。

 

貧困は終わらないものではありません。

世界の貧困を半分にするために必要なお金は、年間約1250億ドルです。

これっていくらくらいでしょうか。

例えば、アメリカ人がお酒に使っているお金は年間約1160億ドルです。

 

それでは、あなたは貧困撲滅のためにいくら寄付をするべきでしょうか。

収入の50%を寄付するべき?25%?5%? それか1%?

(私たちのサイトで、収入に応じたおすすめ寄付額が計算できます!)

 

私たちは助けになるべきなのです。

そして、私たちは、自分の家族を犠牲にすることなく、助けになることができます。

 

さあ、やりましょう。今日から。ともに。

誓いましょう。何千人もの人が誓いを立てています。

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The Life You Can Save - Top Recommended Charities for Effective Giving

 

#より「長い」議論を知りたい人はこちら

あなたが救える命: 世界の貧困を終わらせるために今すぐできること

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