もっと読みたい『健康格差』ブックリスト
マーモット『健康格差』では、様々な論文や報告の他、近年の一般科学書ベストセラーがいくつも参照されています。邦訳されている本も多いので、もっと読みたい人向けに便利リストを作ってみました。
・かなり重要、何度も参照されています
アマルティア・センの著作:例えば……『正義のアイデア』 Nobel Prize 1998
ムッライナッタン『いつも「時間がない」あなたに:欠乏の行動経済学』
ディートン『大脱出ー健康・お金・格差の起源』 Novel Prize 2015
バナジー&デュフロ『貧乏人の経済学』
TEDスピーチもあります。「貧困に立ち向かう社会的実験」
・正義論:時には頼りにしよう哲学者
サンデル『これからの正義の話をしよう』
・行動経済学の金字塔
カーネマン『ファスト&スロー』 Novel Prize 2002
・生まれか育ちか?:かじっておこう、行動遺伝学
注:子供の性格を決めるのは、遺伝子と家庭の外(≒非共有環境)での「仲間経験」であり、親の育て方はほとんど関係ない!、と主張する本。1998年出版で物議を醸した。やや極端かつ冗長なので、薄い本でざっくり知りたい方は安藤寿康『日本人の9割が知らない遺伝の真実』あたりをどうぞ。因みに、「(先進国においては?)8歳時の学力(の分散)は、遺伝が7割、親の育て方が1割、家の外での経験が2割」くらいで説明がつくらしい。
・高齢者福祉:最期の迎え方
ガワンデ『死すべき定め』
・健康からみた経済政策